任意整理すると持っている車やバイクはどうなる?

「車やバイクは手元に残しておきたいけど、借金が苦しい…」
「任意整理すると、車やバイクは必ず手放さないといけないの?」

このように毎月借金の返済が苦しいけど、車やバイクは手放したくない!という方も少なくないのではないでしょうか。車やバイクを手元に残したいあまり、自転車操業に追い込まれていませんか?あなたは、生活が困難になってしまう等の無理な返済を行っていませんか?
今回当センターでは、ローン支払い中の車やバイクを手元に残したまま借金の返済を見直し整理することができる任意整理についてご提案します。

★そもそも任意整理とは何か?

任意整理とは、クレジットカードや消費者金融などの借金の将来利息を免除して元本部分を3年から5年にわたり返済する契約を指します。例えば借金の元本が200万円で年間15%の金利がかかる場合、元本とは別で毎年30万円の利息がかかります。任意整理を行うことで年間の利息を免除し200万円のみを分割して払うことができます。仮に4年間で分割支払いを行う場合には120万円もの利息をカットできるというわけです。
債務整理は基本的に弁護士や司法書士といった専門家に依頼して交渉を行います。早めの任意整理することによって支払う利息金額をより抑えることができるので、返済に悩んでいる方は早めに相談することが大切です。

●任意整理の「特定の債権者だけを債務整理の対象から外すことができる」メリットとは?
自己破産とは異なり、自分で消費者金融やカード会社、自動車ローン、その他の借金についても任意整理の対象とするか選択できるメリットのことを指します。仮にA、B、Cの消費者金融から借金をしている場合、3社とも債務整理を行うこともできますし、AとBの2社のみを選択することも可能となるのです。

★車やバイクを手元に残すためにはどうしたらよいのか?

上記で説明した任意整理の特徴である「特定の債権者だけを債務整理の対象から外すことができる」メリットを活用しましょう。

●車やバイクのローン返済が残っている場合
任意整理のメリットを利用し、車やバイクのローンを債務対象から外すことで車やバイクを手元に残しておくことができます。任意整理しないことで車やバイクを持ち続けることができ、さらには車やバイクローン以外の借金金額を減らすことができます。逆に、債務対象とする場合は車やバイクのローンも含めて任意整理を行い借金減額できますが、手元に車やバイクを残しておくことは出来ません。
車やバイクを手放したくないが故に債務整理を避けてきた方は、車やバイクのローンを整理対象から外すことによって借金全体の金額を減らしつつ、車やバイクを乗り続けることが出来ます。

●一括購入、もしくはローンの支払いが終わっている場合
今回の任意整理では影響ありません。自己破産や個人再生を行う場合には、影響が出てしまうので注意しましょう。

●車やバイクのローンを債務対象から外す際に注意したいこと
車やバイクのローンには2種類あります。銀行系のローンと信販系ローンです。
銀行系のローンとは、銀行や信用金庫、労働金庫などが取り扱うローンであり、審査が厳しい代わりに金利が低めに設定されています。
信販系ローンとは、カード会社が取り扱うローンであり、審査が緩い代わりに金利が高めになっています。

ここで伝えたいことは2つです。
1. 銀行系ローンの場合、任意整理して借金減額しても車やバイクを手元に残せるときがあります。
2. 信販系のローンの場合、同じカード会社から借り入れをしていないかを必ず確認しなければなりません。

どういうことかを順に説明します。
まず、1つ目の銀行系ローンの場合についてです。信販系ローンでは、支払いが終わるまでは車やバイクの所有者はあなたではなくカード会社の所有物となっています。そのため、ローンの任意整理を行ってしまうと車やバイクを返却しなければいけなくなる仕組みになっています。しかし、銀行系ローンの場合、車の所有者が銀行ではなくあなた自身の場合があります。つまり、任意整理を行い手元に車を残すことも将来利息のカットもできるのです。

次に2つ目の同じカード会社から借り入れをしていないかの確認についてです。例えば、あなたがジャックスで自動車ローンを借りていながら、ジャックスのクレジットカードを利用している場合、どちらかのみを任意整理するということは出来なくなります。車を残したい場合には、ジャックスのカードも任意整理の対象外とし、これまで通りの支払いを行わなければならないので、注意が必要というわけです。

★任意整理のデメリットとは何か?

任意整理を行うことにより、信用情報機関に「事故物件」が登録されることとなります。

●信用情報機関とは?
信用情報機関とは、個人の信用情報をデータとして保有している機関で、すべての金融機関やカード会社などが加盟しています。そのため私たちがローンを組む時やクレジットカードを作成するときには、この機関にある個人の信用情報を参照して「経済的に信用できるかどうか」を判断しています。

●では、「事故物件」とはどういう意味なのか?
信用情報機関に「事故物件」と登録されるということは、信用情報に傷がつくことなのでローンを組むことやクレジットカードを作成できなくなります。俗にいう「ブラックリスト」と呼ばれているものです。これにより、最低でも5年間はブラックリストとして信用情報機関に登録されてしまいます。

●ブラックリストになった場合、車やバイクのローンは組めなくなる?
任意整理後最低5年間はローン審査に引っかかるため、たとえ申請をしてもローンを組むことが出来ません。したがって、車やバイクのローンを利用しての購入が出来なくなります。もちろん一括購入の場合は問題ありませんが、月々の返済額もあるわけですから一括購入は難しくなります。しかし、家族(信用情報に傷がついていない方)の名義であればローンを組むことも可能となるので、そういった悩みについても弁護士や司法書士といった専門家に相談すると良いでしょう。

★任意整理すると持っている車やバイクはどうなる?のまとめ
・バイクや車のローンが銀行系ローンか信販系ローンなのか確認しましょう。
・ローンの支払いが完済もしくは一括購入している場合、車やバイクは保持できます。
・ローンの支払いが途中でも、任意整理の対象から外すことで手元に車やバイクを残すことができます。
・信販系ローンの場合、同じ会社のカードのみを任意整理できないので確認を必ず行いましょう。
・任意整理後、5年間はあなた自身で車やバイクのローンが組めないので注意しましょう。